2025/08/25 (更新日:2025/08/25)
あなたの肘の痛み・手のしびれ…実は首が原因かもしれません
〜胸郭出口症候群という病態をご存じですか?〜
■ 肘や手の不調、原因は本当に「肘」や「手」?
「パソコンをしていると手がしびれる」
「荷物を持つと腕がだるい」
「肘や手に痛みがある」
こうした症状で「肘が悪いのでは?」と思って来院される方はとても多いです。
しかし、実は首や鎖骨周辺で神経や血管が圧迫されていることが原因になっている場合があります。
その代表的なものが、**胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)**です。
■ 胸郭出口症候群とは?
胸郭出口とは、首から腕に向かう「神経や血管の通り道」のことです。
この部分は、首の筋肉(斜角筋)・鎖骨・肋骨・小胸筋などに囲まれていて、姿勢の崩れや筋肉の緊張により圧迫を受けやすい構造になっています。
胸郭出口症候群になると、
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手や腕のしびれ
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握力低下
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肘から手にかけての痛み
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肩や首のこり、重だるさ
といった症状が現れます。
特にデスクワークが多い方、猫背姿勢の方、なで肩の女性などに多いといわれています。
■ なぜ「肘や手」が痛むのか?
胸郭出口で神経が圧迫されると、その支配領域である肘や前腕、手指に症状が出るのです。
つまり、「痛い場所=原因」ではなく、首や胸周りの筋肉の硬さが“黒幕”になっているケースが多いということです。
たかこ整骨院では、海外での人体解剖研修の経験をもとに、本当の原因を探す施術=黒幕理論に基づいて対応しています。
そのため、痛みの出ている肘や手だけではなく、首・肩・胸郭周りの状態をチェックし、根本的な改善を目指します。
■ 当院での施術アプローチ
胸郭出口症候群が疑われる場合、
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首や肩周りの筋肉(斜角筋・小胸筋など)の緊張緩和
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姿勢改善のための体幹・肩甲骨調整
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神経や血管の通り道を広げるストレッチやエクササイズ指導
といったアプローチを行います。
「湿布を貼っても良くならない」「肘や手を治療しても変化がない」方にこそ、原因をさかのぼった施術が必要です。
■ まとめ
☑ 肘や手が痛い・しびれる
☑ 握力が落ちてきた
☑ デスクワークや猫背姿勢で症状が強くなる
そんな方は、もしかすると胸郭出口症候群かもしれません。
「痛い場所ばかりを治療しても良くならない」という方は、ぜひ一度、原因を探る施術を受けてみてください。
たかこ整骨院では、あなたの症状の黒幕を見つけ、改善への道筋を一緒に探していきます。